不思議なデザイン⑩

こんにちは!野生動物&環境保護専攻の担任です🐼

前回のブログで予告していた部分日食…
みなさん、トライされましたか?

トライされた方ならお分かりになるはずですが…そう。

残念ながら、その時間、空は分厚い雲に覆われ、
太陽が欠ける姿を、全く確認できませんでした

梅雨の時期で、雨降りの可能性も高かったので、仕方がないとはいえ、
なんと次の観測のチャンスは10年後

10年後は、きっと晴れていますように…!!
そしてその時も今と変わらず、元気で過ごせていますように

日食や月食、はたまた流星群。
天体観測には様々な不思議がツキモノです。
そしてそれは不意に訪れますので、
みなさんも、ちょっとでも気になった時には、少しだけ苦労してでも
思い切って空に目を向けてみましょう
その日、その時にしか見られない奇跡を目撃できるかも知れません。

 

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vol.10 なんかついてます!

ある日の教務室にて。
一人の先生が廊下に出て行ったと思ったら、すぐに戻ってきました。
そして私に、
「壁になんかついてます!枝みたいななにかが!きっと虫なんですが…」
と教えてくださいました。

昆虫のこととなると気になって仕方のない私
(名古屋ECOの先生方はみなご存知です)

一緒に廊下に見に行きました。

???
なんじゃこりゃ???

まるで何かが壁から生えていますね。
よーく見てみると、何者かが逆立ちしているようです。

別の角度から見てみると…
これでだいぶわかりやすいですよね。

体長1cmほどの小さな小さなガです。
翅の特徴から、
恐らくツトガというガの仲間の一種かな…?と推測し、
あらゆる図鑑等を見漁ったのですが、
力及ばず、種名までは特定できませんでした。…く、くやしい。

第一発見者の先生が「え!?これ、ガなんですか!?」と驚いていた次の瞬間…

パタパタと舞って、そして近くの壁にピタッ!
舞っている姿はいかにもガらしい羽ばたき(?)でしたので、
「ほんとだ…ガですね…」「ですね…」とその場で、静かに頷いてしまうばかりでした。

 

この止まり方、さらには翅の模様。
見れば見るほど不思議でなりません。
枯れ枝そっくり!!!!!

自然界には「擬態」といって、
からだの色や形を周囲の環境や植物、他の生物に似せることで
自分の身を守ったり、攻撃したりして、器用に生きているケースがたくさんあります。

 

フィールドに出た際に、1種類でも多くの生物と出会うためには、
この擬態に騙されない目が必要となります。これがなかなか至難の業。

私自身、ずっとずっと修行中です
梅雨が明けたら、コロナウイルスの状況を気にしつつ、
少しずつフィールドに出かけられたらなぁ…と思っています。

修行のために!!!

カテゴリー:ECO日記で学ぶ

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