雨上がりの夜に

※本日のブログはカエルの写真がいっぱいです※
※カエルが苦手な方、閲覧ご注意です。ごめんなさい。※

 

こんにちは!野生動物&環境保護専攻の担任です🐼
すっかり暖かく…というか暑くなってきましたね

 

我が家にも分かりやすい変化が!
魚用の小さな水槽があるのですが、これまでヒーターを使って水温20℃を維持していたところ、
今やヒーターを使わなくても常に22~3℃。
陽が当たらない廊下に置いているというのに…
ついこの間、水槽用ヒーターを注文した気がするのですが、
今度は水槽用クーラーを慌てて注文しました!!

 

そして…実はわたくし、カエルがとても好きでして…
ベルツノガエル1匹、クランウェルツノガエル1匹と暮らしています。
彼らは寒さに弱いので、ケースの下にパネルヒーター常備。
それでも冬の間はずっとソイルの中に体をうずめて、外に出している部分といったら目だけ(笑)
ところが、ここ最近は、上半身はソイルの上に出して、
可愛い姿を見せてくれるようになりました♡
うん!やっぱりカエルは可愛い!面白い生きものだっ!

 
…というわけで、今回は、
一旦シリーズから離れて、カエルのお話。
といっても、南米出身の我が家のカエルたちではなく、
私たちに身近な日本のカエルについて。

 

以前のブログでも、ちらっとお話したとおり、
わたくし郊外に住んでいまして、周りには田んぼや緑がいっぱいです。
もともと田舎育ちですので、今、住んでいる場所も、のどかな雰囲気が気に入って住み始めました。

 

そんな地域ですと、夏の夜、こんな鳴き声が聴こえるのは日常茶飯事。

 

 

うるさい!!!こんなん絶対寝れない!!!
と不快に思われる方も多いかと思います…。
市街地では夜中にこんな鳴き声、なかなか聞きませんよね。

 

ですが、この大合唱を聴いてしまうと、
どうしても合唱団の団員たちに会いに行きたくなってしまうんです…。
ということで、
ある日の雨上がりの真夜中に、すぐ近くの田んぼまで観察に行ってみました。
畔(あぜ。水田をぐるっと囲んでいる場所。)を眺めながら歩いていると、
草むらの中に…居ました居ました!!!

いかがですか?
目がくりっとしていて、可愛らしくないですか?

名前は聞いたことがきっとあるはず!
トノサマガエルです。

まさかのこんなシーンにまで遭遇!!!
テントウムシを凝視!!!
…この後の一瞬の出来事は、写真にも動画にも収めることができませんでしたが、
みなさんのご想像にお任せします。

用水路で泳いでいるカエルも居ましたよ
注目すべきは後ろ足の「水かき」です。ホントに立派ですよね。
水泳を習っていた子どもの頃、いつもカエルになりたいと思っていました(笑)

 

彼らにとって大切な「畔(あぜ)」という場所。
そこは元来、彼らを含む様々な動植物にとって大切な場所であり、
とても繊細かつ貴重な生態系が存在していました。
それが、用水路や周囲の道路の舗装によって、少しずつ変化し、数を減らしてしまった生物もたくさん居ます。
私たちの生活には何ら影響が無いし…と思いきや、意外とそうでもないかもしれませんよ?

 

護りたいものだけを護ればいいわけではなく、護りたいものがイキイキと暮らすために必要なものすべてを護らなければいけません。
それは決して簡単ではなく、私自身も、まだまだ勉強中です
みなさんも一緒に知恵を絞っていきましょう!!!

 

 
撮影秘話
このブログに載せた写真は、全てiPhone XSで撮影したものです。
フラッシュを焚いてしまうと生物を驚かせたり、目にも刺激が強いということ、
しかもブレブレで残念な写真になる可能性も高いため、
照明は別で用意し、辺りを優しく照らしながら、フラッシュOFFでシャッターを切りました。
(照明といっても、例えば一緒にいる誰かのスマホのライトだったり、懐中電灯で充分です)
期待した以上に、カエルの可愛らしい表情をうまく収めることができたので、うれしかったです

カテゴリー:ECO日記で学ぶ

あわせて読まれている記事

ブログ一覧