【卒業生インタビュー】南知多ビーチランド/山田さん

名古屋ECOの卒業生たちは、全国の様々な場所で活躍しています。

卒業生たちは動物業界の現場でどのように働いているのでしょうか。

そして学生時代をどのように過ごしてきたのでしょうか。

卒業生たちの学生時代から現在のお仕事までの様子をうかがったインタビュー内容を、ほぼそのままの形でお届けする「【卒業生インタビュー】特集」。

今回は、愛知県や東海エリアに住む人々にとって親しみのある水族館のひとつである南知多ビーチランド。

ここで水族館スタッフとして活躍している山田さんの、学生時代から現在までの様子に迫っていきましょう!

 

卒業生情報

山田さん

南知多ビーチランド 

飼育(イルカ)担当

ドルフィントレーナー専攻 2019年卒業

 

 

<取材日程:2019/9/24、取材:名古屋ECO事務局(白谷)>

 

 

ドルフィントレーナーを目指して名古屋ECOへ

――動物業界に興味を持ったきっかけについて教えてください。

 

私が最初になりたいと思ったきっかけが、小さい頃に障害者の方とイルカが触れ合っているテレビを見て、その時に全然笑えていない障害者の方がイルカと触れ合い笑顔になれたというテレビを見たことです。

そこからイルカの能力がすごいっていうことを知って、それを知った上でこの水族館(南知多ビーチランド)のイルカショーを見た時に、また違う他のカッコよさにひかれ、私もトレーナーになりたいなと思いました。

 

――高校生の時に名古屋ECOに進路を決める際も、ドルフィントレーナーを目指していたのですか。

 

そうです。

――ドルフィントレーナーを目指していく上で、名古屋ECOに進学しようと思った決め手はなんでしたか?

 

オープンキャンパスに10回ぐらい行ったんですが、その時に研修に実際に行けるということを知り、NCA(現:名古屋ECO)は結構自分が行きたいところに研修に行けるので、NCAに入って実際に現場で働きたいなと思ったのが決め手です。

 

沢山の実習・研修を通して成長した学生時代

――山田さんが名古屋ECOで学ぶなかで特に印象に残っている機会・成長した機会などはありますか?

 

私はNCAに入ってから初めて経験したことが多かったです。

1つ目は、オーストラリアの海外研修です。ホームステイをして海外の方と実際に一緒に住んで、英語やコミュニケーション能力を高めたりする機会がありました。海外の水族館を見学して、コミュニケーション能力やどう伝えれば良いかを結構知ることができました。

2つ目は、ダイビングの実習です。

実際に潜ってみると、海は広く神秘的でした。

3つ目は、イルカのトレーニングです。

最初の実習の時は、イルカにどのようにサインを出しているか知らない上で、実際にトレーナーさんがやっているのを見て、こういうふうにやってるんだなとか、ホイッスルの使い方やサインの出し方を教えてもらい、さらに自分もなりたいなと思いました。

 

――逆に名古屋ECOで学ぶなかで大変だったな・難しかったなっていうことはありましたか?

 

実習に行く時に、トレーナーさんにどうやって名前を覚えてもらうかとか、自分の動き方をどうすべきかとかが個人的に難しかったです。

結構進んで出来てる子とかは質問とかもすごいしてたのですが、私は最初の研修でなかなか自分から質問が出来ていなかったです。

 

憧れのドルフィントレーナーへ ~夢を与えられる人になりたい~

――実際にこちらにご入職されて働かれるなかで、専門学校のなかで学んできたこととは違った難しさだったり、新しく知った難しさ、あるいは更に発見した魅力などがあったら教えてください。

 

ビーチランドは特に、動物ともお客さんとも距離が近いからこそ、お客さんにどういうふうに伝えればわかりやすいかなどを工夫する必要があります。

私の行動や説明だけで、動物の魅力についてのお客さんの捉え方も変わってくるので、より近いからこそどういうふうに説明をすればよいか考えるのは、最初は難しかったですし、今でも難しいです。

 

――現在も学び続けられているのですね。

 

そうですね。先輩方のやり方を見て、自分も試しています。

 

――専門学校の時とはまた違った難しさがあるのですか。

 

そうですね。

実習の時はあまりお客さんに目線が行っていなくて、トレーナーさんしか見れていませんでした。

それが今スタッフになって、お客さんはこう考えているのかなとか、そういうのがすごい新しい発見としてあります。視野が広がったというか、見てなかったところが見えたというか。

 

――逆に、新しく知ったお仕事の面白さややりがいについて教えてください。

 

私はイルカショーをやっているのですが、ショーが終わった後もお客さんから「すごい楽しかった」とか、「すごい良かったよ」っていう声が生で聞けた時は、「また頑張ろう」とか「力になるな」ってやっぱり思います。

また、「お姉さんみたいになりたい」っていう声を聞くと、私も小さいときに思っていたのと一緒だなって思います。夢を与えられる人になりたいです。

 

――実際に働かれているなかで、名古屋ECOで学んだことがお仕事に役立っているなと思うことはありますか?

 

在学中は、研修とかで自分から質問したり、いろんなことに挑戦するというのを目標にやっていました。

ここに就職してからも、まだやっていないことも自分から「どういうふうにやっているかな」って興味を持ってやることによって、まだ知らないことも知れたりするので、学生の時にいろんなことに挑戦しておいてよかったなっていうのはあります。

 

――学生時代に色々挑戦しようと思ったのは、研修などがきっかけですか?

 

研修もそうですが、三好先生の影響が大きかったです。

例えば、私は犬を飼ったことがないのですが、トラ(名古屋ECOの飼育犬)のトレーニングは大変ためになったため、率先して何度もやらせてもらいました。

喋ることが出来ない動物とのコミュニケーションが上手くいった時は、とても嬉しかったです。

イルカと犬は違うんですけど、「こういうふうにやれば反応するんだな」とすごい身近で感じることが出来ました。自分からやることによって「これもできるんだ」と思い、「次も新しいことをやってみよう」っていうのがきっかけでいろんなことに挑戦するようになりました。

 

――これから動物業界を目指す高校生に向けて、山田さんなりの名古屋ECOの魅力を教えていただきたいです。

 

ECOの魅力は、自分のやる気次第で行きたい研修先に何箇所も行けたりすることです。自分の目標が高ければ高いほど、行こうと思えば絶対に行けると思います。目標を高く持って研修などに行けば、すごいたくさん力を身につけられると私は思います。

 

カテゴリー:卒業生

あわせて読まれている記事

ブログ一覧