ECO日記 (エコ・コミュニケーション科)

不思議なデザイン⑯

こんにちは!野生動物&環境保護専攻の担任です🐼

後期が始まって3週間が経過しました。
まだまだ感染症対策には気が抜けませんが、
一斉登校が認められ、前期に比べると校舎に活気があってとてもうれしいです

マスクをしていても、目元だけで伝わる学生さんたちの笑顔に、いつも癒されていますよ

笑うことは免疫力を高めると聞きますからね!
笑い合える仲間がいることに感謝しながら、みんなでウイルスに打ち勝っていきましょう

 

 

 

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vol.16 たねのたび

 

秋といえば、行楽シーズン。
標高の高いところから、どんどん葉が色づき出しています。
私は、先週あたりから紅葉狩り情報をチェックするようになりました

紅葉のある景色を求めてドライブや旅行にでかけたくなる季節。

ということで、今日は、旅に関するお話。
と同時に、種に関するお話です。

 

植物は、実に様々な方法で、子孫を残し繁栄しています。
昆虫の力を借りて受粉したり、
はたまた、作られた種子は、
風で飛ばされたり、動物によって運ばれたり。

自身は根を生やし、身動きが取れないだけに、
花粉や種子に旅をさせることが多いのです

 

秋になると、私たちにもちゃっかりひっついて旅をしているこんな植物、
見覚えありませんか…?

 

 

 

この植物は「アレチヌスビトハギ」といい、
北アメリカ原産の外来種ですが、今や国内の荒れ地や道端で多く見かけるようになった帰化植物です。

もともと日本には、ヌスビトハギという在来種があるのですが、
そちらとよく似ています。
(アレチヌスビトハギは豆の入ったサヤが3~6節ですが、在来のヌスビトハギは2節。
また、ヌスビトハギは主に山間部の林に生えます。)

ヌスビト…盗人…なんだか物騒なネーミングですよね
これは、

豆の入ったサヤの形が、泥棒が忍び足で家に入るときの足跡に似ているから

というのが由来なんだとか。

 

にしても、どうして私たちの衣類に、あんなにもひっついてしまうのでしょうか?

 

その理由は、
この植物たちの豆果(豆の入ったサヤ)の表面に、
鉤(かぎ)型の短く細かい毛が、びっしり生えているからです。

鉤のような毛だからこそ、私たちの衣類の表面に引っかかってしまうんですね
自然界のマジックテープといった感じです。

もちろん動物の毛にも、よくひっつきますので、
動物の行動範囲で運んでもらい、種子を広く散布するという作戦です!

 

このように、ちゃっかり便乗して旅するタイプの種や実を、
子どもの頃「ひっつきむし」と言ったりもしませんでしたか?

ヌスビトハギのほかにも、オナモミセンダングサも有名なひっつきむしです。
(興味のある方は、是非、図鑑を開いたり、画像検索してみたりしてみてくださいね!)

そして、オナモミやセンダングサは、表面の毛が硬く、まるでトゲのようですので、
薄い生地の衣類ですと、チクチクと痛かったりします
私は幼少期、秋に草むらでバッタを捕まえるのに夢中になり、
靴下の足首の所に、センダングサがたくさん付いて、痛くて泣きながら帰ったことがあります

 

この時期、ワンちゃんのお散歩コースには、みなさんお気を付けくださいね
草むらを通過する際は、ワンちゃんも飼い主さんも一緒にひっつかれちゃうかも

 

★おまけ★
「ひっつきむし」のことを、私の地元では「ひっつきぼぼ」と言ったりもします。
このブログを書く際に調べていて、方言だと知りました
東海地方のある方言ですので、名古屋ECOの在校生なら、分かる人もちらほら居るかな…??

カテゴリー:ECO日記で学ぶ

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