名古屋ECOの卒業生たちは、全国の様々な場所で活躍しています。
卒業生たちは動物業界の現場でどのように働いているのでしょうか。
そして学生時代をどのように過ごしてきたのでしょうか。
卒業生たちの学生時代から現在のお仕事までの様子をうかがったインタビュー内容を、ほぼそのままの形でお届けする「【卒業生インタビュー】特集」。
今回は、さまざまな施設やお店への水槽の設置・制作や、水槽の定期メンテナンスなどを行い、人々に癒しの空間を提供する事業を展開している、株式会社エーピーエヌ。
ここで水槽メンテナンス担当として活躍している藤澤さんの、学生時代から現在までの様子に迫っていきましょう!
卒業生情報
藤澤さん
株式会社エーピーエヌ
水槽メンテナンス担当
水族館アクアリスト専攻 2019年卒業
<取材日程:2019/10/29、取材:名古屋ECO事務局(白谷)>
飼育当番を通して水槽メンテナンスの楽しさを感じた
――名古屋ECOに入学される前は、どのように進路をお考えでしたか?
ECOに入る前は、水族館の飼育員さんを目指していました。
――ECOに進学を決める際も、そういうことが勉強できるからっていう感じだったのでしょうか。
そうですね。生き物を扱うというのをやりたかったので。
――APNさんのようなアクアショップで働きたいなと思ったのは、どういうきっかけだったんですか?
きっかけは色々あるんですけど、専門学校時代に飼育当番をしていた時に、やはりそういう仕事をやってみたいなという気持ちになっていったという感じですね。
――飼育当番のどういうところが楽しいなと思ったんですか?
やっぱり綺麗にする前と後の、生き物の動きとか、様子が変わるというところとか、綺麗にしたという達成感とかですね。
――飼育当番を通して「こういうところが成長したな」と感じたことはありますか?
生物の知識が一番増えましたし、それをやるための技術とか、病気の対処、時間の使い方とか、うまくなったなとは思いますね。
――時間の使い方というのは、具体的にどういうことですか?
「餌を最初に作って、それをあげている間に、こういうことをすれば効率が良いな」とか。あまり無駄がないようにできるだけ時間を使えるようにして、生き物をちゃんと見れる時間を作るという、そういう時間配分がうまくなったのかなと思います。
――他に名古屋ECOで、「印象に残っているな」「勉強になったな」っていう機会はありますか?
一番はやっぱり海外研修のときです。
外国のペットショップさんで受けさせていただいたんですけど、すごい設備がきっちりされているところとか、外国の製品とかもそこで知ることができました。
初めて外国に行ったのもあって、達成感というか、満足、充実した気持ちがありました。
APNへ就職 ~メンテナンスをした水槽に対して「綺麗だね」と言っていただけると嬉しい
――お仕事の内容を具体的に教えていただいてもいいですか?
まずお客さんの方からご要望を頂いて、施設とか個人店に水槽を置かせて頂きます。
それを月に2回で(2週間に1回)、曜日ごとに自分で予定を組んでメンテナンスに行かせて頂いてます。
――APNにご入職されてから、名古屋ECOで学んだことで「今も活きているな」と感じることはありますか?
専門学校時代のノートや教科書は、今でも見返します。結構現場で活きるところもあったので、教科書って大事だなって思いましたね。
ーー一方で、「大変だな」とか、「まだまだだな」と感じることはありますか?
専門学校時代の飼育当番とは違って、こっちだとお客様との対話であったり、飼育当番の時とは違った責任感というのがあって、毎日緊張はします。
――こちらで働かれるなかで、藤澤さんなりに感じる、このお仕事のやりがいや魅力は、どういうところにありますか?
病院に行ったときとかは、自分が仕事をしている時に、後ろで患者さんが見ているんですけど、そういう時に患者さんから「いつも綺麗にしてるね」とか、「良いよ」とか言ってくださったり、自分が飼っているペットの話で盛り上がったりとか、そういう見てくれてる人たちから直に感想を聞けたり、コミュニケーションをとれたりすることがとても嬉しいですね。