皆さん、こんにちは
前回のブログでは、眼科検査の中でも基本的な眼の観察について触れました。
眼の観察をして、より詳しく確認した方がいいと判断された場合は、各種検査を行います。
心配な症状、異常が見られた部位に合わせて、その状況をきちんと診断するために適した検査が行われます。
今日は、検査をする上で動物看護師の腕が試される『保定』をご紹介します
動物病院の中での動物看護師の業務、受付での患者様対応、電話でのお問い合わせ対応、診察補助、入院動物のケア、清掃、お会計など本当にたくさんあるんですが、その中で重要視されるスキルの1つ、それが『保定』です。
まず、どんな検査を行う上でも大切なのは、動物にとっても、人間にとっても安全を確保して正しく保定ができること
これ、動物看護の基本ですね
検査学実習の授業の中で、獣医師の先生から検査時の保定についてレクチャーを受けました。
動物の眼の検査をするということは、首を振ったり動かしたりしないように頭を固定をすることが大切です
実習に協力してくれたソラくん(マルチーズ×T.プードル)「ん?何?カメラで撮影してるの?」と言ってるかのようにこちらを見てくれました
可愛すぎますね
飼育猫ちゃんもとってもお利口で看護のみんなの検査に協力してくれました。
ありがとう
こちらは、涙液量測定の『シルマーティアテスト』の様子です。
こちらのアイテムを使用して、涙の生産量を評価します。涙に触れるとこのように色が変わります。
涙の量が少なかったり、質が悪かったりすると、乾性角膜炎や角膜潰瘍などの原因となりうるので、大切な検査の1つと言えます。
保定をする学生さんと検査を行う学生さん。
慣れない手つきで恐る恐る・・・行う学生さんたち。
検査で使用するこちらの紙状の検査のアイテム。
緊張して手汗でシナシナになってくるので、手早く行うことが大切のようです
今度は、保定と検査の役割を交替して実施しました。
検査に協力してくれた飼育猫のココちゃん、ナッツくん。
とてもお利口すぎて、検査学実習の先生からは「来年も居てくれない???」とお誘いを受けていましたご協力ありがとう!!またよろしくね🐾🎵