名古屋ECOの卒業生たちは、全国のさまざまな場所で活躍しています。
卒業生たちは動物業界の現場でどのように働いているのでしょうか。
そして学生時代をどのように過ごしてきたのでしょうか。
卒業生たちの学生時代から現在のお仕事までの様子をうかがったインタビュー内容をお届けする「【卒業生インタビュー】特集」。
今回は「平成動物病院」で活躍する卒業生を取材しました。
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卒業生情報
吉沢 さん

平成動物病院
動物看護師専攻 / 2019年度卒業
<取材日程:2025/8/20、取材:名古屋ECO事務局(佐藤)>
きっかけは、愛猫を救えなかった「悔しさ」
── 現在、動物病院で愛玩動物看護師として活躍されていますが、この道を選んだ原点を教
えてください。
きっかけは、大切な家族だった愛猫を亡くした経験です。最期に立ち会えなかったことが本
当に悔しくて……。「もっと早く異変に気づけていれば」「自分にもっと知識があれば」
と、何度も自分を責めました。「二度と同じ思いを、他の飼い主さんにしてほしくない」。
その強い想いが、私が愛玩動物看護師を目指した理由であり、今の仕事に向き合う原動力に
なっています。
「手術助手」への挑戦。現場で磨かれる技術
── 具体的にはどのような業務を担当されていますか?
朝は点滴や検査機器の準備、入院している動物たちの処置から始まり、診察時の保定(動物
が動かないよう支えること)や検査のサポートを行います。
そして午後は、主に「手術助手」として現場に入っています。新卒で入職して半年経った
頃、「入院担当か、手術担当か、どちらを希望する?」と聞かれたのが転機でした。私は迷
わず手術担当を希望しました。
── 重要な役割ですね。どのようにステップアップしたのですか?
もちろん、いきなり手術ができるわけではありません。最初は器具の片付けや掃除から始
め、模型を使ったシミュレーションを重ねました。初めて猫の避妊手術の助手に入ったとき
は緊張しましたが、今では1日に複数件の手術を担当することもあります。 麻酔の導入から
毛刈り、器具出しまで、獣医師と連携してスムーズに手術を進めることが私の役割です。
「学校でやった!」が自信に変わる瞬間

「学校でやった!」が自信に変わる瞬間
── 学校での学びは、実際の現場でどう活きていますか?
特に役立っているのが「寄生虫」と「顕微鏡」の授業です。 実際に授業で寄生虫を見てい
た経験があったので、現場でも見落とさずに発見できましたし、顕微鏡の操作も学校と病院
でほとんど同じだったのでスムーズに動くことができました。
また、動物のお世話を通して負担を減らす方法を必死に考えた経験は今の現場でも生き、工
夫する力につながっています。ECOの学びは知識だけでなく「考える姿勢」を育ててくれ
ました。今ではそれが飼い主さまの立場に立って考える力へと広がっています。
「動物が元気になって帰る姿」「飼い主さまの嬉しそうな姿」が一番のやり
がい!
── 仕事をしていて、一番嬉しかったことは何ですか?
やはり、手術を終えた患者さんが元気になって帰っていく姿を見る時ですね。 以前、椎間
板ヘルニアで歩けなかった子が、手術を経て歩けるようになったときは本当に感動しまし
た。誤食や腫瘍の破裂など、緊急の手術で助手を任され、無事に命を繋げた時の安堵感は何
にも代えがたいです。また、動物たちとの絆を感じる瞬間も嬉しいです。「あなたが通る
と、この子が起き上がるんです」と飼い主さまに言われたときは、想いが伝わっているんだ
なと温かい気持ちになりました。

高校生へのメッセージ:大切なのは「会話力」
── 最後に、愛玩動物看護師を目指す高校生へアドバイスをお願いします。
愛玩動物看護師は、動物だけでなく「飼い主様との会話」がとても大切な仕事です。 動物
は言葉を話せません。「いつから調子が悪いのか?」「普段とどう違うのか?」……原因を
見つけるヒントは、飼い主さまとのお話の中にあります。だからこそ、学生のうちに部活動
や課外活動を通じて、「初対面の人や大人と話す経験」をたくさん積んでほしいです。 動
物が好きな気持ちはもちろん一番大事ですが、正しい敬語や距離感などのコミュニケーショ
ン力は、将来必ずあなたの武器になります。

https://www.nagoya-eco.ac.jp/course/animal_nurse.html





