【卒業生インタビュー】富士サファリパーク/堤夏奈人さん

 

名古屋ECOの卒業生たちは、全国の様々な場所で活躍しています。

卒業生たちは動物業界の現場でどのように働いているのでしょうか。

そして学生時代をどのように過ごしてきたのでしょうか。

卒業生たちの学生時代から現在のお仕事までの様子をうかがったインタビュー内容をお届けする「【卒業生インタビュー】特集」。

今回は静岡県にある「富士サファリパーク」で活躍する3人の卒業生を取材。

「富士サファリパーク」は、マイカーやバスに乗車したまま野生動物を間近で観察できる大迫力の「サファリゾーン」と、動物たちとふれあえる「ふれあいゾーン」がある、日本最大級のサファリパークです。

 

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卒業生情報

堤 さん

富士サファリパーク

動物飼育員

動物園・動物飼育専攻 / 2012年卒業

<取材日程:2022/9/26、取材:名古屋ECO事務局(松本)>

夢のきっかけ

小さい頃から動物が好きで、いろいろな動物園に連れて行ってもらっていたという堤さん。

もちろん「富士サファリパーク」にも訪れたことがあり、『車で回って、広いところに動物たちがいるのがすごいな』と思ったといいます。

動物園では飼育員さんたちが動物のことをたくさん教えてくれ、かっこいいなと思ったことをきっかけに、飼育員を目指すようになりました。

 

仕事のやりがいと大変だと感じること

堤さんは、担当している動物の子どもが生まれたときにやりがいを感じるそう。

「クマやトラ、ライオン、チーターの子どもが生まれました。

ライオンは人工保育をするのですが、ミルクをなかなか飲めない子がいるので大変です。

他にも、誤嚥しないように気を遣いながらお世話をしています」。

担当したチーターの赤ちゃんがあっという間に大きくなって、自分の子どもを育てているのを見ると感慨深いです、と堤さんは言います。

 

また、動物が初めて展示場に出るときは、いつもと動きが違ったり、パニックになる子もいるので、そういう子を落ち着かせながら早く展示場に慣れるように、他の個体との相性を調整していくことが大変なんだそう。

動物同士の距離も車で調整するため、どこまで近寄っていい子なのかを見ながら調整するのが必要です。それは、経験をすることでわかってくるということでした。

 

仕事をする上で大切なこととは

 

「自分ひとりで担当しているわけではなく、チームで動物を担当しているため、担当者同士でのコミュニケーションや報連相を大事にしています」と堤さん。

危険な動物も担当するため、決められたルールは守って、事故のないようにすることが大切と教えてくれました。

後輩に教えることも業務の一つ。コミュニケーションは特に大事そうですね。

 

 

 

堤さんが今後目指すこと

今後の展望は、「担当しているチーターの繁殖に取り組んでいきたい」と堤さん。

「自分が担当しているチーターが健康で長生きできるように、お世話をしていきたいと思っています。日本の動物園のチーターの飼育頭数が増えたらいいですね」

と語ってくれました。

高校生の皆さんにメッセージ

最後に、皆さんへメッセージをもらいました。

「小さい頃からの夢は、諦めてしまいそうになるときがあります。

ですが、名古屋ECOに入って、こうやって夢が叶ってやりたいことができているので、

途中で諦めずにやっていれば夢は叶うと思います!」

 

 

カテゴリー:卒業生

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