名古屋ECOの卒業生たちは、全国の様々な場所で活躍しています。
卒業生たちは動物業界の現場でどのように働いているのでしょうか。
そして学生時代をどのように過ごしてきたのでしょうか。
卒業生たちの学生時代から現在のお仕事までの様子をうかがったインタビュー内容をお届けする「【卒業生インタビュー】特集」。
今回は愛知県半田市にある「なりた犬猫病院」で活躍する3人の卒業生を取材。
今日は、動物看護師の鈴木さんに迫ります。
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卒業生情報
鈴木 さん
なりた犬猫病院
動物看護師
動物看護師専攻 /2022年卒業
<取材日程:2022/10/3、取材:名古屋ECO事務局(村中)>
猫を飼い始めて知った自分の知識の無さ
保育園の頃から動物が好きで、動物に関わる仕事に就きたいと思っていた鈴木さん。
そんな鈴木さんが動物看護師を目指そうと思ったのは、高校生の時でした。
「猫を飼い始めたのですが、好きな割に何も知らないことを痛感しました。その際に、動物について詳しく学び、自分が今感じているような不安を抱えている人を助けたいと思い、動物看護師という職業を選びました。」
ここでしかできない学びを求めて名古屋ECOへ
そうして鈴木さんは、動物看護師になるという夢を叶えるため、名古屋ECOに進学しました。
決め手は、ここでしかできない学びができると思ったからだそうです。
「海外実学研修やWメジャーカリキュラムといった制度が魅力的でした。特に、海外実学研修において、実際に現地の病院の現場を見られるというのは、ここでしかできない経験になると思いました。」
在学中のことを振り返ってもらうと、飼育当番がすごく印象に残っているようでした。
毎年学校にやってくる子猫のお世話を通じて、身をもって命を扱っている実感が得られたと言います。
また、「2年生になって後輩ができた際に、先輩として動くことが経験できたのも、すごくよかったです。」とも話しており、学校にはたくさんの学びの機会が転がっていることを教えてくれました。
大変だけれどやりがいを感じるお仕事
昨年学校を卒業したばかりの鈴木さんですが、早くもたくさんの業務を担っています。
館内の犬の散歩や入院動物の見回り・掃除、電話対応や受付業務などをはじめとして、血液検査やオペ具の滅菌、術部の消毒など、診療や手術に直接関わる仕事もしています。
「重い病因で長い期間入院している子が元気になって退院していくのを見ると、『よかったね、2度と来ちゃだめだよ』と嬉しい気持ちになります。」とやりがいも語ってくれました。
しかし鈴木さんは、まだまだ成長していきたいと考えています。
「まだ働き始めて半年なので、質問しながらでないと仕事ができない状況です。今後はそれを減らし、自分で判断して自分で行動できるようになれたらと思っています。」
高校生の皆さんにメッセージ
最後に、皆さんへメッセージをもらいました。
「華やかなイメージがあるかもしれませんが、動物看護師のお仕事は意外と重労働です。しかし、命にかかわるというのは本当に素敵なことです。私は頭がよいわけではないですが、名古屋ECOに通って頑張って勉強し、動物看護師になることができました。医療関係の仕事だからと思ってハードルを上げないで、ぜひ目指してほしいなと思います。」