名古屋ECOの卒業生たちは、全国の様々な場所で活躍しています。
卒業生たちは動物業界の現場でどのように働いているのでしょうか。
そして学生時代をどのように過ごしてきたのでしょうか。
卒業生たちの学生時代から現在のお仕事までの様子をうかがったインタビュー内容をお届けする「【卒業生インタビュー】特集」。
今回は愛知県愛知郡東郷町にある「家庭動物診療施設 獣徳会」で活躍する5人の卒業生を取材。
「家庭動物診療施設 獣徳会」は、動物の美容室とペットホテル、しつけ教室を併設しており、日々多くの方が来院される動物病院です。
∞*:;;;;;;:*∞*:;;;;;;:*∞*:;;;;;;:*∞*:;;;;;;:*∞
卒業生情報
安田 さん
家庭動物診療施設 獣徳会
動物看護師
動物看護師専攻 / 2020年卒業
<取材日程:2021/9/14、取材:名古屋ECO事務局(松本)>
初めて知った動物看護師の世界
もともとは人間の看護・介護の高校に通っていたという安田さん。
そこで看護の勉強をし、実際に福祉施設を見学しに行ったときに動物がいたそうです。
その動物たちが福祉施設の入居者と触れ合う動物介在活動をしていたのを見て、初めて動物業界にそのような活動・職業があるのだと知りました。
その体験はちょうど安田さんが犬を飼い始めたころのことで、動物病院が身近なものになりました。
そこで動物病院という選択肢ができ、人間ではなく動物の看護をしてみたいと思ったそうです。
それが高校2年生のとき。相談すると、高校の先生も納得してくれました。
2年生のときからオープンキャンパスに何度か参加していましたが、
「オープンキャンパスにいた学生スタッフの先輩が優しくフレンドリーで、先生も授業も面白くて慣れてなくてもわかりやすく説明してくれた。
動物もたくさん飼育しているし、いいなと思いました。」と安田さんはNCA(現:名古屋ECO)に入学したきっかけを語ってくれました。
さまざまな業務を受け持っている動物看護師
主な仕事には、外来・受付・看護のお仕事があるそうです。
外来は、診察に来た動物の獣医師さんの補助。
受付はお会計、電話対応、飼い主様とのお話しや相談にのること。
また、処方箋に基づいて薬を作ったり、お会計をしたりすることも大事な仕事です。
電話対応や明細を打つのも業務になるため、一人でこなす必要があります。
電話対応では、予約だけでなく体調が悪くての相談のときもあるため、獣医師さんに相談して仲介役のような役割も果たしています。
そして看護は動物のお世話。頭数が多いと2人で分担しているそうです。
「最初はずっと先輩に聞いていましたし、ベテランさんに比べたらまだまだだなと感じます。
臨機応変に対応しないと仕事がうまくまわらないですね。」
飼い主様の笑顔が見られるのが嬉しい
「一番楽しいのは外来の獣医師の先生の補助です。
元気な子で予防接種を受けに来る子もいるのですが、体調が悪くて点滴をするような子も来ます。
そういう子が処置をしていて元気になった瞬間は嬉しいです。
逆に老衰や病気が進行して亡くなってしまう子がいると悔しいし悲しいですね。」
また、飼い主様が「よかった」と喜んでくれて笑顔を見られるのがとても嬉しい体験の1つだと言います。
以前、ご飯の相談をされたときに、当時はまだよくわからず答えることができませんでした。
いろんな先輩に聞きに行き、情報収集をして飼い主様に伝えていたところ、
「私のためにいろいろしてくれてありがとう」と言ってもらえたそうです。
飼い主様から感謝の言葉をいただけるときにやっていてよかったなと思うということでした。
誰からも頼られる動物看護師になりたい
「先生からも先輩からもオーナーさんからも頼られる看護師になりたいです。」と話す安田さん。
そのために積極的にコミュニケーションをとるようにしており、先輩のやっていることを盗み見て自分の業務にも活かしているそうです。
「理想像とする先輩がたくさんいます。先輩たちのようになりたいです。」
高校生の皆さんにメッセージ
最後に、皆さんへメッセージをもらいました。
「夢や目標を持って進路を決めるといいと思います。
そういうものを持っているとモチベーションも違うし、やりがいを持って学校生活を楽しんだ方が充実すると思うので。」