卒業生たちは動物業界の現場でどのように働いているのでしょうか。
そして学生時代をどのように過ごしてきたのでしょうか。
卒業生たちの学生時代から現在のお仕事までの様子をうかがったインタビュー内容をお届けする「【卒業生インタビュー】特集」。
今回は愛知県安城市にある「あいち犬猫医療センター」で活躍する3人の卒業生を取材。
「あいち犬猫医療センター」は、一次診療から高度医療、夜間・救急などにも対応し、年中無休、24時間体制で診療を行う犬猫専門の総合動物病院です。
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卒業生情報
奥 さん
あいち犬猫医療センター
動物看護師 サブリーダー
動物看護師専攻 / 2015年卒業
<取材日程:2020/10/9、取材:名古屋ECO事務局(松本)>
「自分に知識があれば…」という想いがきっかけ
「物心ついたときからずっと犬を飼っていました。なので、小さいころから動物に関するお仕事をしたいなと思っていました」と話す奥さん。
ドッグトレーナーになりたいと思っていたこともありましたが、ある時、飼っていた犬が急に死んでしまったそう。異変にも気付けず、自分に知識があれば助けられたのでは、という後悔があり、動物看護師を目指すきっかけとなりました。
「今なら胃捻転だったのではと推測できます。予防もできたのに」。
夢だった動物看護師になり、最近では、動物看護師のサブリーダーを任されるようになったという奥さん。
「業務は多く大変ですが、動物と関わる時間が長いのがここのいいところです」と言います。
近隣からだけでなく、県外からも口コミで来院される方も多いという同院。
スムーズに対応できるように気を遣いながら、できる仕事はもらってフォローするために、よく周りを見て気付くことが大切だそうです。
動物看護師としての喜びと悲しみ
動物看護師の仕事は喜びも多い反面、つらく悲しいことも多いそう。
「例えば回復傾向だった子が急変してしまった場合、こちらの焦りや気持ちは飼い主様に伝わってしまう。
_だからこそ感情をコントロールして冷静にならなければいけないのが、最初のうちは大変でした」。
それでも、患者さんが退院していき、飼い主様に「ありがとう」と言っていただけることが『働いていてよかった』と感じることだそうです。
また、患者さんの中には環境の変化が嫌いな子もいます。特に猫には、押さえつけなければいけないほど暴れる子も。
診察に来る患者さんの数も多い分、ひっかいたり噛もうとしたりする子も多く、そこが働いて感じたギャップなんだそうです。
今後の動物看護師としての目標
奥さんに、今後の展望も話していただきました。
「今はサブリーダーを担当させていただいています。
_現在、動物看護師が受付を兼任する、という状態になっていっているのですが、その総まとめをやらないかと言っていただきました。
_受付に出ることによって、患者さんの状況なども話すことができるようになりますし、よりよい改善や後輩たちへのアドバイスをしつつ、看護をしやすい環境を整えられたらいいなと思います」。
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