こんにちは
エコ教務の高橋です。
1日の体験入学で「日間賀島へドルフィンタッチ」に出かけましたが、本日は「愛知県動物保護管理センター」へ体験入学参加者のみなさんと一緒に行ってきました。
愛知県豊田市にあるこの施設は愛知県が運営しています。
行きのバスの中では、この施設の取り組みや、狂犬病予防法などについても、私の得意な長ーいお話をさせていただきました
しっかりバスの中でもメモを取っている参加者のみなさん
到着してまずは、センターの方から、愛知県で取り組んでいる動物愛護や管理に関する事業について説明を伺いました
殺処分頭数の多さにショックを受けながら、最期まで責任を持って飼うことをしない飼い主さんに対する複雑な思いが込み上げます…
『ずっといっしょと信じていたのに…』
殺処分頭数を少しでも削減しようと、日々様々な努力をされているセンター職員の皆様に頭が下がります。
その後は、施設内の見学です
まずは猫舎から…と言っても、元々は犬の抑留施設として25年前に建設されたこの施設には、猫の収容設備がありません。
そのため、猫たちは、検査室や診察室、廊下に至るまで、様々な場所でケージに入って過ごしています
写真の茶トラくんは、おじいちゃん猫で、弱ってしまった足腰の筋肉をつけるため、リハビリとして施設内を自由に歩いています
昔なら殺処分されてしまっていた老猫も、里親さんを探し、もし見つからなくても、最期を看取るまで、センターの方々は愛情を注いでくださっています
センター内には、手術室もあり、愛知県では、成犬と猫については、必ず避妊去勢手術を済ませてから、新しい飼い主さんのところへ譲渡するそうです
これで、望まれずに産まれ、殺処分される命を減らすことができるのです
また、里親さんを探す前には、社会に復帰できるかどうか、犬達がテストを受けます
センターからもらわれた犬が、咬傷事故や問題行動などで、再びセンターに連れてこられることがないよう、職員の方々が厳しくトレーニングし、チェックしています
そして、最後に、収容犬が入れられている犬舎へ…
今日の数頭の犬達が収容されていましたが、このまま飼い主さんが名乗り出なければ、場合によっては、殺処分されてしまいます…
可愛がっている愛犬が、迷子になってしまっているのに、なぜ飼い主さんが名乗り出ないのか?
中には、老犬や負傷犬もおり、もしかしたら、迷子ではなく捨て犬なのかな?と思いました。
これから、動物関連の進学を考え、更に将来は動物関連の職業を目指している方々にとって、とても有意義な見学となりました。
殺処分される犬猫を減らすためにも、困っている飼い主さんに正しい飼い方を指導できるような、立派なプロになって欲しいと願っています
みんな頑張ってくださいね