自然 ✖ 数学

こんにちは!野生動物&環境保護専攻の担任です🐼

 

今日は3月3日。ひな祭り。桃の節句とも言いますね。
イメージカラーはピンク色。
いよいよ春が近づいてきたなぁと、そんな気分も一気に高まりますよね

 

ちなみに…
あと数日経つと「啓蟄」を迎えます。
(今年は3月5日が目安となっているそう)
「啓蟄」を過ぎると、さらに外は春めいていきます!

啓蟄とは、土の中から生きものたちが動き出す季節のこと。

「啓」:ひらく
「蟄」:土の中で冬ごもりをしている虫

という意味。

土の中や落ち葉の下、石の下で、冬を乗り越えた昆虫たち
(たとえばアリなど)が、続々と活動を始める頃なんです。
虫なんて…という人も居るとは思いますが、
当たり前のように地面を歩いているアリたちも、冬の間は姿をくらましています!
そろそろ地上に出てきますので、見かけたら、
冬の終わりを感じてみてくださいね。

 

 

さて。今日は少しだけ難しい?いや不思議なお話。

自然界の謎を紐解いていくと、数学の世界につながることがあります。

不規則なように見えて、数式で解けるような法則があったり、
人の生活に役立つような構造や知恵が眠っていたり。

今日はその中から有名なものをひとつ。

以前、私が自宅の駐車場で拾ったハチの巣です。
(安心してください!空き家です!)

改めて観察してみると、本当によくできているなぁと感心しませんか?
均一の正六角形が隙間なく規則正しく並んでいます。

この構造をハニカム構と言います。

(ハニカムとは英語でhoneycomb、ハチの巣の意味です)

 

この構造。
単なるデザインではなく、
少ない素材で「衝撃吸収性」や「断熱性」「軽量性」を高める
大変優秀なつくりなんです!!!!!

工業、特に製造業の世界では、優れた構造材料として
昔から幅広く利用されています。
たとえば、
・飛行機の翼
・新幹線
・駅のホームの落下防止ドア
・さまざまな建造物
などなど

 

知れば知るほど、身の周りにあふれるハニカム構造。

 

誰かに勧められたわけでもなければ、
教わったわけでもなく、
この形の巣を当たり前のように作り続けるハチたち。
なんだか不思議に思いませんか…???

カテゴリー:ECO日記で学ぶ / その他

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