プロの持ち物

こんにちは!野生動物&環境保護専攻の担任です🐼

みなさん、
「小春日和(こはるびより)」
という言葉をご存知でしょうか?

この言葉、意味を間違えて解釈してしまっている人も多いのですが、
使うタイミングとしては、もうそろそろ…です。

旧暦10月の頃の、よく晴れたぽかぽか陽気の日を表す言葉で、
晩秋(秋の終わり)から初冬にかけて使われる言葉なんです。

秋から冬に移りゆくこれからの時期には、
キリッとした寒さの中に、日中はまるで春のような暖かさを感じる日が続くことから、
「小春日和」と言われるようになったそうです。

「春」が含まれてはいますが、春まで待たずに今から使う表現ということで、
ぜひ正しく覚えておきましょう

 

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先日、環境専攻の授業「野生動物調査Ⅱ」をご担当いただいている講師の先生が、
「捕虫網」を持参されていました。

捕虫網…
捕まえる…虫…網…
そうです!読んで字の如く、要するに「虫捕り用の網」です。

しかし、さすが先生!
プロは違いました!

みなさんが今、思い浮かべたであろう網とはワケが違います。
違いすぎるんです

先生の後ろ姿。
右手に持つその網の大きさ、
輪っかの大きさにびっくり!!!

なんと口径80センチ

そして…もっともっと驚くべきは…

先生が握っていらしたそのロッド(竿)…
何だかやたらと太いなぁと思いましたが、ど、どおりで…!!!

限界まで伸ばし切ると、その長さは、なんと、
な、な、なんと…!!!!!

11メートル

校舎の4階まで届いてしまう、衝撃的な長さでした!!!!!

 

先生のご厚意で私も持たせていただきましたが、
予想に反して「軽い」ということにも、さらに驚き
フラフラさせて倒してしまうのでは…と、ものすごく緊張したわりには、
女性の私でも、全くもってへっちゃらな重さでしたよ!

ただし、さすがにここまでの長さのロッドを振り回すことは
ほぼ不可能です
ひとたびバランスを崩せば、もうあとは倒れるのみ!ですからね

それでは困ってしまうわけで…

つまりこの網は、
飛んでいるような昆虫を空中で捕らえるというよりも、
高いところに留まっている昆虫を捕らえる際に役立ちます。

 

ん???
ということは、まず11メートル先に留まっている昆虫を見つける
センスと視力も必要ということですね!!!

 

特別な道具 + 自分の五感

を駆使してこそ、プロ。

そもそも、プロが使う道具は、使い手のセンスが試されるようなものばかりです。

 

改めてそう気付かせていただいた、とても良い機会でした

 

環境専攻だけでなく、全ての専攻で、それぞれに特別な道具を用いた実習があります。
道具のつくり、機能、使い方を正しく理解し、
将来、自身のお仕事の幅をどんどん広げてください。

時には、自分のアイデアと工夫で
オリジナルの道具が生まれることもあるかもしれませんね

カテゴリー:ECO日記で学ぶ / 学びの様子 / 校外実習

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