名古屋ECOの卒業生たちは、全国の様々な場所で活躍しています。
卒業生たちは動物業界の現場でどのように働いているのでしょうか。
そして学生時代をどのように過ごしてきたのでしょうか。
卒業生たちの学生時代から現在のお仕事までの様子をうかがったインタビュー内容を、ほぼそのままの形でお届けする「【卒業生インタビュー】特集」。
今回は、愛知県や東海エリアに住む人々にとって親しみのある水族館のひとつである南知多ビーチランド。
ここで水族館スタッフとして活躍している片山さんの、学生時代から現在までの様子に迫っていきましょう!
卒業性情報
片山さん
南知多ビーチランド
飼育(ペンギン)担当
ドルフィントレーナー専攻 2018年卒業
<取材日程:2019/9/24、取材:名古屋ECO事務局(白谷)>
子供の頃から憧れていた南知多ビーチランド
――動物業界のお仕事に興味を持ったきっかけや、そのなかで名古屋ECOに進学したいと思ったきっかけについて教えてください。
私は幼い頃からここの南知多ビーチランドによく遊びに来ていて、そこで動物に関わる仕事をしたいなと思うようになりました。
南知多ビーチランドに高校生の時に実習に来たときに、NCA(現:名古屋ECO)の卒業生の方がいらっしゃったので、学校にいけばここで働けるようになるかなと思って進学をしようと思いました。
ーーその時は具体的に動物業界のどういったお仕事に興味がありましたか?
私は動物がもともと好きだったんですけど、海も好きだったので、海の動物を飼育するお仕事に就きたいと思ってました。
――では、南知多ビーチランドで働きたいと思っていたんですね。
はい、小さい頃からの夢でした。
――専攻としてドルフィントレーナーを選択したのはなぜですか?
まず南知多ビーチランドのイルカショーが大好きで、お客さん・動物とスタッフの距離も近いというのに憧れて、私はイルカのトレーナーになりたいと最初は思っていたのでドルフィントレーナー専攻に決めました。
積極的にコミュニケーションをとることを頑張った学生時代
――名古屋ECOで学ぶなかで、「こういう出来事印象に残ってるな」とか、「こういう出来事やこういう教育機会で成長したな」と思ったことについて教えてください。
私は元々人前で話すのがすごく苦手だったんですけど、結構クラスのグループやみんなの前で話す機会が多くて、徐々に慣れていくことができました。
完全に慣れているわけではないのですが、少しずつ余裕が持てるようになってきたかなというところです。
また、こういう仕事はお客様と接することが多くあるので、NCAでの研修先でもスタッフの方やお客様に、自分から話すことを心掛けました。
積極的にコミュニケーションをとるというのが勉強になったかなと思います。
――逆に、「大変だったな」って思った経験などはありますか?
クラスの全員で行く研修先で、他の人が結構積極的に自分から質問したり、活発に動いたりする方が多かったので、「負けてられないな」「自分も頑張らなきゃな」と言う気持ちになりました。
憧れの水族館に就職 ~動物の命を管理する責任を感じる~
――実際に働かれるなかで感じた、魅力や面白さ・大変さなどについて教えてください。
担当動物について解説をしたときに、お客様から反応をいただけるとやりがいを感じます。
学生時代の研修とは違って、実際に働いてみると動物のことを管理する大変さを感じます。
命に関わる仕事なので、動物のことを常に観察して少しの変化でも見逃さないように意識しています。
――専門学校で勉強したことが、今に活かされていることはありますか?
専門学校で何度も練習を行った、人前で話すということが一番活かされてるなと思います。
――逆に大変だったことはありますか?
担当動物についての知識の習得や個体の識別をすることです。
私の場合は、給餌や投薬の健康管理のために、ペンギン約100羽を短期間で見分けることが大変でした。
――名古屋ECOに入りたいと思っている高校生のみなさんに向けて、片山さんが思うECOの魅力について教えてください。
クラスのみんなで研修に行くことができるので、そこで自分が頑張ろうという気持ちにもなれるし、周りを見て行動することもできるようになると思うので、そのあたりが一番の魅力かなと思います。
海外研修もあるので、海外と日本の水族館で施設や展示の仕方などの違いを実感できることも良いかなと思います。