【卒業生インタビュー】てらかど動物病院/三輪さん

名古屋ECOの卒業生たちは、全国の様々な場所で活躍しています。

卒業生たちは動物業界の現場でどのように働いているのでしょうか。

そして学生時代をどのように過ごしてきたのでしょうか。

卒業生たちの学生時代から現在のお仕事までの様子をうかがったインタビュー内容を、ほぼそのままの形でお届けする「【卒業生インタビュー】特集」。

今回は名東区に立地し、トリミング施設やペットホテルも併設されている、てらかど動物病院。

ここでトリマーとして活躍している三輪さんの、学生時代から現在までの様子に迫っていきましょう!

 

卒業生情報

三輪さん

てらかど動物病院

トリマー

動物看護師専攻 2004年卒業

 

<取材日程:2019/10/21、取材:名古屋ECO事務局(白谷)>

 

 

動物看護師専攻からペットショップのトリマーへ

――もともとは動物看護師専攻のご卒業ということで、現在のご職業とは違う形だと思いますが、動物業界のお仕事や動物看護師さんを目指そうと思ったきかっけは何ですか?

 

動物が好きっていうことから、高校生の時に動物に関わる仕事を調べたことがきっかけです。

「獣医師は無理だな」ということで諦めましたが、動物看護師という職業があることを知りました。

動物看護師を選んだのは、高校生なりに「(資格があることもあって)安定していそう」と思ったからです。

動物看護師の学校に行こうかなと思った時に、友達に誘われてチャレキャン(オープンキャンパス)に行きました。

 

――名古屋ECOに進学を決めた理由は何ですか?

 

実は、他の専門学校さんは見ていないんです。

もう一個、体育大学を受験していまして、そっちが落ちたらこっち、みたいな感じだったんですよ。

 

――名古屋ECOで学ばれるなかで、授業・実習、先生のご指導など印象に残っている機会や、「成長したな」と感じた出来事などはありますか?

 

元気よく挨拶することです。

また、チャレキャンのお手伝い(学生スタッフ)にも参加していました。

本当に内気だったんですけど、講師の先生とかと交流することもありましたし、高校生とお話しする機会も与えてもらえたので、チャレキャンのおかげでちょっと明るくなれました。

さらにそこで、前職のペットショップのオーナーさん(当時講師もされていた)と知り合って、それから研修にいくようになって、そのまま(トリマーとして)就職をした、というかたちなんです。

 

――就職のことについて、具体的な状況をお聞かせいただけますか?

 

オーナーさんから研修に来てみないかとお声をかけて頂いたんです。
でも看護コースだしどうしようかすごく悩んだんですが、担任の先生の後押しもあり、まずは行ってみよう!と決意してお店に向かったのを覚えています。

――研修など行かれるなかで「ここで働きたいな」と思ったのですか?

 

はい。そういう気持ちがありました。

 

――もともとは動物看護師専攻ですが、そのようにトリマーとして働こうと思ったきっかけは何ですか?

 

当時動物病院さんに見学に行った時に、「看護師はないな」と思っちゃったんですよね。

やっぱり恐怖もありましたね。死に対する恐怖とか。責任が重いというイメージをすごい持ってしまったんです。

でも実際はペットショップでもそうなんですけどね。やっぱり命を預かっているので。

 

――命を預かることに、当時はちょっと「怖さ」のようなものがあって。一方で、トリマーさんの魅力みたいなものをそのときに感じられたのですか?

 

どちらかというと、「トリマーになりたい」というよりかは、「そのお店で働きたい」と思ったんですよね。

そのお店で働くには、トリミングを覚えなければいけなかったんです。

 

――そのお店で働きたいなと思ったのは、何故ですか?

 

スタッフさんが皆明るくて優しくて仕事を一生懸命やられていて、「自分もこういう風になれたらいいな」と思いました。

 

動物病院のトリマーへ ~高齢犬や病気の子でも獣医師さんの看視のもとできれいにできることが魅力~

――こちらに移られたのはいつからですか?

 

2011年くらいです。

 

――こちらに転職しようと思った理由は何ですか?

 

トリミングをしていて、高齢犬や病気の子がいたり、また何か見つけた時にそれが何かがすぐわからなかったりしたことがありました。

飼い主様にお伝えしても、その後どうなったのかわからないということもあって。

動物病院だったらすぐに診てもらえるだろうし、高齢の子とかでも安全にやることができるんじゃないかなと思ったんです。そういうことをしたいなと思い、こちらに来ました。

 

――動物病院と併設していることで何かあったときに原因などがわかるし、そういう連携ができることにメリットを感じられたのですか?

 

そうですね。獣医師と連携がとれること、その子の状態がわかり状態に合わせたトリミングができることに魅力を感じました。
あと、看護師のコースを出ていたので、やっぱり看護に関することも今はやりたいなと思いました。

 

――以前は、動物看護師のお仕事に「怖さ」のようなものを感じられていたとのことでしたが、この時にまた気持ちの変化があったんですね。

 

そうですね。
命に対する怖さは変わらないです。
でもそれ以上に看護の知識をつけ、より動物と飼い主様に寄り添える存在になりたいと思ったんです。

 

――動物病院でトリマーとして働くなかで、どのような点でやりがいを感じられますか。

 

きっと他の普通のペットショップとかサロンさんとかだと、よぼよぼの子や心臓がひどく悪い子、血が止まりにくい病気の子など、そういう子って断られちゃっていると思うんですよね。

でもそういう子たちでも、獣医師さんの看視のもとで、ぎりぎりまで「ここまでやっていいよ」っていうところまでできるので、そこが一番良いなと私は思います。

 

――前職も含めると長く動物業界で働かれていますが、ここまで長く続かれている・続けられている理由などはありますか。

 

やはり一頭一頭に思いがこもってしまうところですかね。
前職の時から「この子を最期まで見たい」という気持ちがありずっと続けてこれたのだと思います。
正直、「この子が亡くなるまで」と辞めようと思ったこともあります。
でも、次から次へと新しい子が来るじゃないですか。「この子が亡くなるまで」と思っても次の子が来てどんどんどんどんエンドレスで。
それを続けていたら、もうこんなに続いていました。
あとはスタッフに恵まれていること、教育やリクルートなどを任されるようになり、よりやりがいを感じ仕事に励むことができています。

 

 

カテゴリー:卒業生

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