名古屋ECOの卒業生たちは、全国のさまざまな場所で活躍しています。
卒業生たちは動物業界の現場でどのように働いているのでしょうか。
そして学生時代をどのように過ごしてきたのでしょうか。
卒業生たちの学生時代から現在のお仕事までの様子をうかがったインタビュー内容をお届けする
「【卒業生インタビュー】特集」。
今回は「豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)」で活躍する卒業生を取材しました。
・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*
卒業生情報
佐野さん

豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)
動物園・動物飼育専攻 / 2022年度卒業
<取材日程:2025/7/29、取材:名古屋ECO事務局(佐藤)>
仕事内容:チームを動かす「一歩先」の気遣い
子どもの頃から通っていた思い出の動物園で、正規職員として働いています。
今は極地動物館エリアにいるホッキョクグマやペンギンを中心に、ライオン、夜行性動物など幅広く担当し、健康管理やトレーニング、給餌やエサの準備、獣舎の清掃、放飼・収容、繁殖活動などに取り組んでいます。
飼育員の仕事は、個人のスキルだけでなくチームワークが不可欠です。私が日頃から意識しているのは、同じグループのスタッフがスムーズに動けるような「事前の準備」です。
エサの用意やトレーニングのセッティングを先回りして整え、「あれやっておくよ」と
積極的に声を掛け合うこと。
こうした小さな積み重ねが、結果として動物たちへの質の高いケアに繋がると信じています。
やりがい:ペンギンの雛が誕生する「奇跡」に立ち会う
この仕事をしていて最も心震える瞬間は、新しい命の誕生です。
特に鳥類は、無事に孵化(ふか)させるのが非常に難しいと感じています。
哺乳類も同様ですが、当たり前に生まれてくる保証なんてどこにもありません。
だからこそ、ペンギンの雛が元気に誕生したときは、言葉にできないほどの感謝と喜びに包まれます。
また、動物ガイドも大切な仕事の一つです。小さなお子様から大人まで、誰にでも伝わるよう情報を噛み砕き、はっきり、ゆっくりと伝える。
自分の言葉で、動物の魅力を直接お客様に届けられる時間はとても充実しています。

動物の魅力:思い通りにいかないからこそ、工夫が生まれる
動物の魅力は、良い意味でも悪い意味でも「思い通りにいかない」ところにあると思ってい
ます。彼らは本能で動いているので、こちらの意図した通りにトレーニングが進まないこと
も多々あります。 でも、だからこそ「どう工夫すれば伝わるのか?」を考え、試行錯誤す
るプロセスが面白い。読めない動きをする彼らを相手に、知恵を絞ること自体が飼育員とい
う仕事の醍醐味だと感じています。
目標:7年越しの悲願。イワトビペンギンの繁殖を成功させたい
今後の大きな目標は、当園で7年もの間、雛が生まれていない「イワトビペンギン」の繁殖
を成功させることです。イワトビペンギンの繁殖は他の園館でも非常に難易度が高いとされ
ています。その「誕生の瞬間」に出会えるよう、データの収集や環境改善に全力を注いでい
きたいです。

高校生へのメッセージ
「他では味わえない大きな感動が、あなたの成長を支えてくれます」
飼育員の仕事の一番の魅力は、やはり命の誕生や、動物との深い絆を肌で感じられることで
す。その瞬間に立ち会えた時の喜びは、何物にも代えがたい大きな感動に満ちています。
そんな素晴らしい瞬間を支えるために、実は何よりも大切になるのが「体力」です。
100kg以上の飼料を運んだり、ゾウの大きなフンを掃除したりと、
体を使う場面は想像以上に多いですが、その一つひとつの作業が動物たちの健康な暮らしに直結しています。
これから飼育員を目指す皆さんは、ぜひ今から元気に体を動かして、
体力を蓄えておいてください!その準備が、将来、動物たちと最高の瞬間を共有するための大きな力になるはずです。
https://www.nagoya-eco.ac.jp/course/zoo_and_animal_breeding.html
入学事務局より





