名古屋ECOの卒業生たちは、全国のさまざまな場所で活躍しています。
卒業生たちは動物業界の現場でどのように働いているのでしょうか。
そして学生時代をどのように過ごしてきたのでしょうか。
卒業生たちの学生時代から現在のお仕事までの様子をうかがったインタビュー内容をお届けする
「【卒業生インタビュー】特集」。
今回は「豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)」で活躍する卒業生を取材しました。
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卒業生情報
山本さん

豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)
動物園・動物飼育専攻 / 2019年度卒業
<取材日程:2025/7/29、取材:名古屋ECO事務局(佐藤)>
仕事内容:多種多様な動物たちの日常を支える
現在はアフリカエリアを担当し、キリンやエランドといった大型草食獣をはじめ、コフラミ
ンゴやマンドリルなどの動物たちをグループで管理しています。
主な業務は多岐にわたりますが、動物によってアプローチは異なります。例えば、コフラミ
ンゴであれば繁殖に向けた詳細なデータ収集、キリンやエランドであれば健康管理のための
トレーニングが中心です。また、グループ全体で取り組んでいるチンパンジーの人工哺育も
担当。母親が育児放棄をしてしまった赤ちゃんを、24 時間体制で 2 時間おきの授乳を行う
など、スタッフ全員で一頭の命を繋いでいます。
※健康チェックのために、檻越しに直接触れています。
やりがい:心の距離が縮まる瞬間と、無事を見届けた安堵感
人工哺育で育てているチンパンジーが、元気に育ってくれている姿を見ることが喜びです。
長い時間を一緒に過ごすため、担当が変わった後でも人を覚えていて、寄ってきてくれるこ
とがあります。その賢さと愛らしさには胸が熱くなります。
また、動物の搬入出(他の園館への移動)を無事に終えたときも大きな達成感があります。
事故のリスクが伴う神経を使う作業ですが、移動先から元気に過ごしている写真や動画が届
くと、この仕事をしていて良かったと心から実感します。
名古屋 ECO での学び:現場で活きる「意識」と「効率」
在学中、キーパーゼミではまとめ役を任されたことで、周囲を意識する姿勢が身につきまし
た。当時必死に書いていたノートは今も大切に保管しており、たまに見返しては初心を思い
出す大切な財産になっています。
他にも「掃除道具の使い方」が、実は今の現場で非常に役立っています。基本中の基本に思
えますが、正しい道具の扱いは作業効率を劇的に上げます。掃除を素早く終わらせること
で、その分、動物を観察する時間をより多く確保できるからです。
※好きな餌をあげながら近くからキリンを観察します。
今後の目標:日本屈指の繁殖データを世界へ
今後は、国内でも繁殖例が少ないコフラミンゴの繁殖・データ収集にさらに力を入れていき
たいと考えています。豊橋総合動植物公園は飼育羽数が多く、貴重なデータを取れる環境に
あります。いつか全国の動物園の飼育員が参加する研究会で自分が積み上げた研究成果を発
表することが今の目標です。
高校生へのメッセージ
「ただ見るのではなく、意識して『観察』することを大切に」
飼育員は、言葉の通じない動物の命を預かる仕事です。だからこそ、些細な変
化に気づく「観察力」が何よりも重要になります。在学中から、自分の担当以
外の動物も積極的に見るようにしてください。そして、動物だけでなく周りの
人としっかりコミュニケーションを取ることも、気づきの感性を磨くことに繋
がります!
https://www.nagoya-eco.ac.jp/course/zoo_and_animal_breeding.html
入学事務局より





